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俺は少し考えて言った。
『…じゃぁ…
…タマ… 』
『タマ?タマでもいいけど…
2回連続で呼んだら、タマタマになるょ?』
…下ネタかょ…
『…じゃぁ…
もぅお前が自分で決めろよ。
なんて呼んでほしいんだょ。』
『…じゃぁ、タマでいい…』
『なんでだょ!お前さっき自分で却下しただろ!大体、俺が呼びにくいょ!2回連続で名前言えねぇじゃん!』
『…そんなに怒んなくても…』
『 …ノラ… 』
『へ?』
『お前の名前。お前、野良猫みたいだから、ノラ。』
『 …うん。
可愛ぃかも。』
『…ホントにそれでいいのか?』
『うん。気に入った!』
そう言うとノラは俺に笑いかけた。
ちらっと見える八重歯が可愛ぃ。
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