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「………イ~ヤ~だっ♪」
「なっ……うおっ!?」
にこやかな笑みを見せた後、急に俺へと身を投げ出す。
あまりの事で何も出来ず、俺はただただ硬く冷たいフローリングへと倒れた。
「ぐっ……」
「クスクス……大丈夫~?」
背中に伝わる痛みに気付いたのか真緒は俺に言葉をかけるが、倒した張本人が言ってもどうにもならん。
とにかく、この体制から何とかしなくては…!
真緒は俺の上で四つん這いのようにして俺を見つめている。未だ笑みは消えていない…。
……こんな時でも真緒の笑顔が可愛いと思う俺に自己嫌悪だな…。
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