1912人が本棚に入れています
本棚に追加
「とにかく! 陽介君は私と一緒にいればいいの!」
「だぁ~! 引っ付くな! 抱きつくな! 甘えるな!
俺はお前とそんな関係になった覚えはねえ!」
まるで猫のように俺の胸板を使って頬擦りをする真緒。
黒髪から香る女特有の匂いが俺の鼻腔をくすぐる。
若干、思わず頬が緩みそうになったがなんとか押さえる。
こいつは俺で遊んでんのか遊んでないのか今一分からん……前言撤回、十中八九遊んでいるな。
「ん~ん~♪」
鼻歌を醸し出し、抵抗しない俺に対しての当て付けなのか、だんだんと密着度が上がっているのは気のせいだろうか?
最初のコメントを投稿しよう!