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「あれ…? 貴女は……」
どうやら真緒も小百合(仮)に気付いたらしく視線を俺から移す。
一方小百合(仮)の方は口を開けたままうわ言のように何かを呟く。
その姿はさっきと変わってバカっぽかったのは内緒だ。
「ま、ままままま………」
「ま?」
“ま”という単語をまるで呪文のように口にする姿はぶっちゃけ気味が悪い。真緒は首を傾げて何かを思いだそうとしている。
「真緒! 何でお前がここにいる!
ありえん、ありえんぞ!!」
「あ、やっぱりシーラちゃんだったか♪」
……どうやら二人は知り合いのようだ。
今の内に退散するべきか?
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