危険すぎるよ女の子

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「陽介君!」 「小物」 「……はい」 真緒はいいとして、シーラにその名で定着され点呼されるとはな。小さなプライドがズタズタだ。 今ならギザ○ザハートの子○唄も余裕で数時間熱唱できる事間違いなしだな。 「貴方は私のだよね!?」 「私には義務があります。その義務を成すためにあなたが必要です。 そんなクズみたいなあなたが必要とされている、とても栄光ある事ではありませんか。これは未来永劫歴史に刻まれるでしょう。…と言うわけで、あなたは私のものです」 最初の慌て様はどこへ行ったのやら。シーラは小難しい言葉の中に俺を侮辱する事を忘れずにして説いた。これなら真緒の方が単純というか分かりやすいおかげだ。 だが生憎俺はどちらの答えもNOだ。というか俺はいつから物となったのか神とやらに小一時間問いたいね。 まぁそれが無理だからこうしてどう答えればいいか迷っているんだからな。 間違いなくどちらかを否定したら俺はBAD END確定だな。 というより、それしか道はないんじゃないのか?
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