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しばらくすると,中から50代前半で小太りで温厚そうな園長先生が出てきた。
「真菜。ちょっとこっちにきてちょうだい」
彼女が手招きをすると,砂場にいたマナがよってきた。
「なぁに?おかぁさん」
ここでは園長先生が母親としてみんなを育てているため,そうよばれていた。
「今,真菜を引き取りたいって方が見えてるの。だから,ちょっと一緒にきてもらえるかしら?」
「?…うん!」
あまり理解していなかった真菜だが,とりあえず園長先生についていった。
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