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「やっやめろ。」
男子学生が自分の家の中を逃げ惑っている。
家には誰もいないようだ。
「やめろ、やめてくれ。」
男子学生は必死に逃げていた。そして、鍵の付いている部屋に逃げ込み鍵を掛けた。
ガチャガチャガチャ
得体の知れない何かが扉を開けようとする。
「誰か、誰か。」
と言いながら男子学生は友達に電話をかける。
「はい?」
「小林、助けてくれ。」
男子学生は震える声で助けを求めた。
「何だって!?聞こえな。。。」
突然、電話が切れた。
「えっ!?小林?小林!?」
男子学生がまた電話を掛けようとした瞬間だった。
「ねぇ、あ~そ~ぼ。」
耳元にいる。
男子学生は恐怖のあまり後ろに向けなかった。
「ねぇ、こっちむいて。」
男子学生の体が勝手に動く。
「やめろ、やめてくれ。」
と言った次の瞬間、少女の声が変わった。
「やめないよ。」
男子学生の体がありえない方向に曲がる。
「痛い、痛い。」
「いたくなくなるからだいじょうぶだよ。」
「やめろ、やめ。。。ゴホッ。。。」
男子学生はその場に血を吐いて死んでしまった。
「あれ?しんじゃった。つぎは、だれとあそぼうかな?」
少女はそう言うと消えてしまった。。。
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