平凡な日常。。。

2/3
前へ
/78ページ
次へ
「ねぇ、遊ぼ。」 ハッと瑞流がベットから起き上がる。 「何だ、また夢か。。。」 と一人で呟いているこの女。 名前は塚本瑞流。 高校一年生。 成績はそこそこいい方で 音楽の才能に恵まれている。 「また同じ夢。。。あぁもう考えるのやめよ。」 と言いながら瑞流は窓を開けて背伸びした。 「あぁ気持ちいい朝だな。」 「塚本、おはよう。」 「あっ、倉田君。」 瑞流の隣の家のこの男。 名前は倉田敬司。 高校一年生。 成績が良くてスポーツ万能。二年前、瑞流の隣の家に引っ越してきた。 「早く、しないとやばいんじゃないの?」 瑞流は時計をみた。 「あぁ、遅刻だぁ。」 「倉田君はまだ余裕あるからいいよね。」 と言い瑞流は窓を閉めて着替え始めた。 着替え終わった後、瑞流は急いで玄関に向かった。 「いってきまーす。」 「朝ご飯は?」 母が聞いた。 「いらない、急いでるから。」 「あっそ、わかったわ。じゃ気を付けてね。」 母はちょっとすねながら言った。 「ごめん、ごめん、行ってきまーす。」 瑞流は急いで学校に向かった。 「いってらっしゃい。」 と窓の外から敬司が言った。 瑞流は急いでいたので気付かず行ってしまった。 敬司はずっと笑顔で瑞流を見ていた。
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

514人が本棚に入れています
本棚に追加