異世界へ

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「おい!哲也、その男は誰だ!?」 すんごい偉そうに、二十歳くらいの青年が言う。 哲也と呼ばれた中年は、 「ハッ。怪しいと思い、ボスに処遇を任せたいと思います。」 中年の男性は敬礼をしながら青年に答えた。 「なんか、お前弱そうだな。属性はなんだ?」 青年が俺に言う。 中年の男性の態度からして、偉いか強いかだろう。 「迷ってたんで、属性とか解りません。」 俺は素直に答える。 事実、属性って何!?って状態だったからだ。 「お前自分の属性すらわからねぇのか!」 青年は笑いながら言った。 コイツムカつくな… 俺はそれ以外の感情が湧かなかった。 まぁ今は大人しくしてるか… まずは状況の把握と、戦闘の把握を優先した。 「属性ってのは、お前自身が持っている属性の事を指す。」 中年の男性が代わりに答えた。 このオッサンはいい人だな… 「へぇ…どうすれば解る?」 俺は聞いた。
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