異世界へ

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「そんなことはどうでもいいわ!あなた、私達の仲間になりなさい。」 全く人の話を聞かない。 ある種、雫よりひどい。 「条件は戦い方と、能力の使い方からだ。それを知ってから考える。」 俺は強気でいった。 「アンタ馬鹿ね。アンタに決定権はないのよ?」 …これは脅しだ、と思い、耳を傾けていた。 「私達の仲間にならない人間に一から教える必要はないわ。 それに拒否して外に出ても、戦い方も判らず、死ぬのがオチね」 「ぐっ…」 俺が甘かった。 確かに女の子の言う通りだった。 「ちっ…!わかったよ。なるよ…」 …凄い悔しかった… スキルさえ使えたら… ここと別の世界の事を言っても始まらない。 この世界について、より多く知って行かなくては… 俺はまた深いため息をついた…
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