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とりあえず、帰宅した俺と霰。
母さんが、夕飯の支度をしていた。
「桜お母さ~ん。今日のご飯はなぁに~?」
霰が母さんに向かって言う。
桜ってのは母さんの名前だ。
「今日はハンバーグよ、霰ちゃん手伝って~」
母さんが霰に助けを求め、霰も台所へ向かう。
「ふぅ…俺は勉強してくる。出来たら呼んでくれ」
俺は霰に言って、部屋に戻った。
中学生になった霰は未だに俺の部屋にいる。
「ま~たパジャマ放置してるよ…」
俺は部屋の散らかり具合が二倍になっていて、げんなりしつつも机に向かった。
30分後には夕飯が出来て、俺達は三人で夕飯を食べた。
食べ終わり、お茶を飲んでいたら、俺の携帯に電話が、かかってきた。
「もしも~し、ユキ?」
雫の声だった。
「俺の携帯なんだから、俺だろう?なした?」
携帯を耳にあて、雫に聞いた。
「皆ウチに集まって勉強するんだけど、来ない?」
突然のお誘いだった。
「部屋も散らかって集中出来ないし、この間はいかなかったから、今日は行くよ。
何時からだ?」
俺は誘いにのることにした。
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