いつもの光景

4/7
前へ
/451ページ
次へ
「じゃあ、7時半にウチに来てね~。霰ちゃんもね。」 って言って一方的に電話を切られた。 俺は霰に伝えると、喜んで行くと返事した。 「あんまり遅くなるんじゃないよ?」 母さんが俺達に言った。 「わかってる」 時間を見ると、7時ちょうど。 霰は後片付けを手伝っている。 「さて、苦手な英語でも教えてもらうか…」 明日のテストは英語と地理、そして歴史だった。 俺は勉強道具を鞄に詰め、準備を始めた。 「雫には負けられねぇ…」 俺は気合いを入れた。 「霰~、そろそろ行くぞ~」 俺は霰を呼んだ。 霰は既に準備を完了し、今か今かと待っていた。 母さんに「行ってくる」と告げ、雫の家に向かった。
/451ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1657人が本棚に入れています
本棚に追加