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昨日聞いといた奈菜のアドレスにメールすると、すぐに返事があった。
もう、文学部の棟の前で待ってくれているらしい。
俺は駆け足で奈菜のところへ急いだ。
急すぎる文転、まぁ不安がないことはないが。
それよりも楽しみにしている自分がいることに自然と笑いがこみあげて来る。
元々、国語や社会も嫌いではなかったし不得意でもなかったから、
多分大丈夫という根拠のない自信があった。
そんなことを考えながら俺は小走りに目的地に向かっていった。
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