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「一緒に住む…?」
優花は何がなんだかわからないといったような顔をして言った。
「…あのね、優花。永吉くんは私の教え子なの。それでワケあって今日からうちで一緒に住むことになったの」
お母さんは高校の教師である。
「…教え子って、高校生?」
「いや、今は大学生だよ」
優花はお母さんに聞いたのだが
“永吉くん”が答えた。
「ワケってなんですか…?」
「優花、人にはいろいろあるのよ…「いや、いいんです。」
またもや“永吉くん”がお母さんの声を遮った。
「これから一緒に住むんだから理由を伝えておかないとゆうかちゃんも納得しないと思いますし」
そういうとお母さんは
納得したように「そうね」と言った。
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