381人が本棚に入れています
本棚に追加
俺と夢香には母さんがいない。母さんは三年ほど前に交通事故で死んだ。
当時十歳だった俺にとって、母親の死はかなりの衝撃だった。
しかし俺はなんとか仲間のお陰で立ち直る事ができた。
それから三年…俺達は長年住んだ東京を引っ越し東京の上に位置する埼玉に来た。
佳祐「もう三年経つんだな…」
真二「そうだな…」
佳祐「母さんも俺達の事祝ってくれてるよな…?」
真二「きっと祝ってくれてるさ」
そう言って親父が俺の頭に手を置く。
佳祐「やめてくれよ」
俺は親父の手を払いのけた。
真二「恥ずかしいのか?」
佳祐「当たり前だろ」
夢香「お兄ちゃん恥ずかしがり屋さんなんだ~!」
佳祐「うるせー」
そう言って夢香の額に軽くデコピンをした。
最初のコメントを投稿しよう!