第一幕 退屈な日々

4/13
前へ
/203ページ
次へ
………… 入学式が終わり、各教室に移動する。 佳祐「あっちーな…」 俺は学ランの袖を捲くった。この季節に学ランは別にいいのだが体育館は暑すぎた。 教室に移動して席に座る。 ???「みなさんはじめまして。私は今日からみなさんの担任になる関口博昭って言います」 そう言って関口は黒板に名前を書いた。 関口「じゃあ今日のHRは自己紹介をやってもらう」 そう言って男女交互に自己紹介をさせた。俺は六番目なので適当に聞いておく。 関口「じゃあ次は…坂本佳祐」 俺は立ち上がり教壇の傍に立った。 関口「君、学ランの袖」 関口に注意され、面倒ながらも袖を降ろす。 佳祐「坂本佳祐です。特技は野球と水泳くらいです」 そう言って礼をして席に座る。 関口「次…片山繭」 隣の女の子が立つ。 繭「えっと…片山繭です…趣味は…」 趣味を二、三言って礼をする。彼女が礼をした瞬間、なんか一瞬冷ややかな視線を感じた。
/203ページ

最初のコメントを投稿しよう!

381人が本棚に入れています
本棚に追加