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翌日…
靴を履き、鞄を持つ。
佳祐「行ってきます」
夢香「いってらっしゃーい☆」
夢香がトタトタ走ってくる。
佳祐「お前も今日入学式だろ?早く準備しな」
夢香「うん!」
夢香がニッコリ笑うと俺もつい笑い返す。
佳祐「んじゃ」
ドアを開けて外に出る。
佳祐「眠っ…」
ぶつぶつ文句を言いながら学校へ向かう。
???「おはよう!!」
後ろからいきなり声が掛かり、振り向くと隣の席の女の子が立っていた。
佳祐「…おはよう…えっと繭…だったっけ?」
繭「うん。片山繭だよ。もう覚えてくれたの?」
佳祐「まぁ…一応…」
曖昧に答える。本当は全然名前なんて聞いてないのでわからなかったが、繭の名前だけは何故か記憶に残っていた。
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