第一幕 退屈な日々

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翌日… 靴を履き、鞄を持つ。 佳祐「行ってきます」 夢香「いってらっしゃーい☆」 夢香がトタトタ走ってくる。 佳祐「お前も今日入学式だろ?早く準備しな」 夢香「うん!」 夢香がニッコリ笑うと俺もつい笑い返す。 佳祐「んじゃ」 ドアを開けて外に出る。 佳祐「眠っ…」 ぶつぶつ文句を言いながら学校へ向かう。 ???「おはよう!!」 後ろからいきなり声が掛かり、振り向くと隣の席の女の子が立っていた。 佳祐「…おはよう…えっと繭…だったっけ?」 繭「うん。片山繭だよ。もう覚えてくれたの?」 佳祐「まぁ…一応…」 曖昧に答える。本当は全然名前なんて聞いてないのでわからなかったが、繭の名前だけは何故か記憶に残っていた。
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