3人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
「俺、パール様に一票ー、なんつって」
「…」
「…」
「…」
瞬間
部屋に戦慄が走った。
「…それはないだろう」
「お前はMか」
「真珠のことを堂々と『私のもの』発言した女だぞ」
ごく自然に瑠璃も参加している。
その発言はパールを守るためでもあっただろうし、単なる本音でもあったのだろう。
「いや!いやいや!!想像してみろって!な!?」
焦って付け足す。
男としてもこの一言のせいで翌日から「タデ食う虫」の称号を手にしては堪らない。
「はぁ…パール様か……」
「…」
「……」
「………」
都合に寄り各人の想像については割愛させていただきます。
「お?おおおおおお?」
「な!?」
「や、ヤバい!堪らん!!」
「気の強いあの娘の意外な一面というやつか…奉仕されてぇ!!」
「ちょ、おま、夢見過ぎ!!」
「しかし姉御系というやつか…いいな!」
それはまさに
普段欲求の捌け口もろくにない美麗一族、珠魅の男たちの妄想であった。
最初のコメントを投稿しよう!