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「―――…というのが
レディパール様が部屋に仕掛けられた盗聴機から音声を起こしたものでございます」
「…うむ。苦労だったな、サフォー」
「もう下がりなさい」
「………はっ」
言われ、その姫長は後ろ髪引かれながらもその部屋を後にした。
辺りには静寂が漂う。
「…馬鹿共が」
「何故…何故私の名前があがらないのでしょう…ルーベンス……」
「…煌めきが消えてしまう」
かくして、玉石の座の女性陣を敵に回した珠魅の男性陣は多数、後日謎の痛手を追うことになったが、彼らのために涙を流せる姫は存在しなかったという。
おまけ→
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