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プルル…
「ゆう?どうしたの?」
「ちょっと気になることがあってさ。」
「なあに?」
「昨日なんだけどさ、なんか、こう…変わったこと無かったっけ?」
「足あんまり早くないゆうがあの泥棒捕まえたこと?」
「あれも不思議なことだったけど、ほかに!」
「え~?ゆうが待ち合わせに遅刻してきて、えっと、二人で街歩いてたら泥棒が走ってきてあたしとぶつかって、えっと…」
そうだ!そうだった!
「まみ!今から大至急○○公園にいって!僕もすぐに行くから!」
「え!ちょっとまって!ちょ…」
ぷつ
僕は電話を切って○○公園に向かって走り出した。
少し遅れてまみが来た。
「ちょっと~!なんなの、いきなり呼び出したりして!」
まみも走ってきてくれたようだ。
「わからない…」
「何それ!意味わかんない!」
まみはちょっと不機嫌なようだ。
「まみ、落ち着いて聞いてほしいんだ…」僕は昨日の出来事をこと細かに話して聞かせた。
「それじゃあ…」
まみも察しがついたようだ。
僕は黙って頷いた。
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