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「僕とまみが本物のマジシャン!?」
「そうじゃ。」
「でも、こんな力出たの初めてだし…」
「それには理由があるのじゃ。」
丸いのが突然真剣な顔になった。
「な、なに?」
おそるおそる聞いた…
「それは…」
ゴクリと生唾をのむ…
「長くなるからまた今度にして…」
「なんだよ!」
気が抜けた…
「とにかくこれから魔法世界へ行くぞ!」
「ねぇ、魔法世界って何?」
まみが尋ねた。
「その前にマジシャンってなに?手品する人とかじゃないの?」
「マジシャンとは…
自分の体一つで自然にある様々なもの、つまりワシが使った水や、その方が使った雷のようなものを使える者たちのことじゃ。そのほかに、傷を癒すこと、そしておまえが使ったような守りの魔法もある。」
「へぇ~」
二人そろって感心する…
「でもどうして急にこんな力が付いたんだろう…」
「それにも理由があるのじゃ。」
「どんな?」
「それも長くなるから…」
僕もまみもなんとなくそんな答えが返ってくるだろうと予想していたので、ガッカリしなかった。
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