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「うっ、うーん…」
「おっと、かわいいお嬢ちゃんが起きそうだ。とりあえず俺のうちに来いよ!」
僕が いやだ と言っても連れていく気だろうなぁと思ったが、僕はその誘いを快くうけ、シャンの家に行くことにした。
シャンの家もやはり浮いていた。
その形は、まるでフジサンテレビ局のたまに似ていた。
ガーゴイルは家の上で羽を休め、僕たちはまみを抱えて家の中にはいった。
家の中には小さなテーブルと、たくさんの書物だけだった。
まみを床に寝かせると僕はシャンに尋ねたいことをすべてぶちまけた。
「あの、ここは本当に僕たちがいた世界、その、『青い世界』ではないんですか?それと何でこの建物は浮いているんですか?それと…」
「あーわかったわかった!焦るな!」
僕は口を閉じた。
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