0人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
今日はサイアクだ…
掃除やらされるはまみに八つ当たりするは…
まみ、まだ怒ってるかな…
まみっていうのは僕の幼なじみ。ぱっちりした目とピンク色の頬が特徴。身長は150ちょっとで小柄。高校生になった今でも仲良くしてくれてる、世話好きな女の子。
ついでに言っちゃうと、僕の名前は有馬勇気。高校一年の男子生徒。
まみにはあとでメールしとこ…
やばい、五時になっちまう!店番頼まれてるのにー!
ハアハア…
やっとうちが見えてきた。
うちはじいちゃんの代からずっと八百屋をやってる。まわりは大手スーパーの影響でつぶれていく中、うちの八百屋は周囲の人に支えられ、今のところ安泰。
皆さんにカンシャカンシャ…
「ただいまー!」
勢いよくうちに飛び込んだ。
「遅い!」
鬼のような形相の母さんがいた…
「…ゴメンナサイ。」
「早く店番して!今日は父さんのお見舞い行くから早く帰って来てって昨日行ってたでしょ!」
「わかったから早く行ってきて!」
「ったく、店番頼んだよ!」
そう言い残して母さんはさっさと出ていってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!