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「午後七時,約束の時間ぴったりだ」
麗斗が時計を確認しながら呟いた。
僕と麗斗が屋敷の前についた時にはすでに他の子は全員集まっていた。
子どもの数は僕等を抜いて10人。
皆春季と仲のいい子ばかりだ。
それぞれ手には懐中電灯やお菓子、なぜかエアーガンを持っている子もいた。
そういう僕と麗斗もフルーツナイフをこっそりポケットに忍ばせてるけどね。
「んー…よし!二人一組で行こう!」
春季の掛け声で皆が思い思いのペアを作った。
僕はもちろん麗斗だ。
「何回来ても気味悪いなぁ…」
僕もちょうど麗斗と同じ事を思ってた。
ちょっぴり怖いけどワクワクしてる。
「よし、皆静かに行けよ!探検は9時まで!終わったらこの場所に集合!」
「おー!」
「散!」
皆はすぐにばらばらになってしまった。
残ったのは僕、麗斗ペアだけだ。
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