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『パシュッ』
相手チームは軽々とシュートを決めた。
「何やってんだっ!?しっかりマークしろっ!!!!…何で誰も行かねーんだっ!?」
その男は少し切れ気味にそう言うと、パスをもらいに味方の元へ走った。
「こっちだ！へい!!」
だがパスはもらえなかった……
いや違った。
男は無視された。
「何やってんだっ!?こっち空いてるだろ!!!」
ドリブルをし続ける男はまた無視した…。
「何やって……二年で最後の大会だぞっ！。遊んでる暇はねぇんだ!!!!」
ボールはまたすぐに相手チームにとられ、スリーポイントを取られた…
「くそっ……早く戻れ…」
ピ―――――――――――――
終了の笛が…無情にも体育館に響き渡った。
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