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外にはひんやりとした風が吹いている。
空を見上げた。
雲が多いためか、星はほとんど見えない。
しかし感じる。
感じる…悪の魂がよみがえっている…。
感じる…すぐそばまでやって来ている…。
感じる…儂のすぐ後ろに…。
一閃。
蘇った屍の首が飛び、血が溢れ出す。
仲間が斬られたことを理解したのか、奴等は怒り狂ったように襲いかかってくる。
来い、死に損ないの雑兵めが!
夜の帳(とばり)が降りた0:00。
戦は、再び始まった。
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