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『君はいつも綺麗に輝いてよね』
『…』
月は答えません。
『僕は君のようには輝けないんだ。輝ける場所がないからね。』
少年は悲しいそうな顔を月に向けて言いました。
『…』
月は答えません。
『僕は一人ぼっちなんだ。ずっと外に出ていないんだ。外は怖いだろ?怪我するかもしれないし誰かと喧嘩してしまうかもしれない』
『…』
月は答えません。
『君はいいよね。ずっと外にいてそれだけ高いとこにいれば安全だよ。』
ついに少年は涙を浮かべそう語りかけました。
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