誰かを救う私の明日

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誰かを救う私の明日

次の朝。 甚だしくエプロンの似合わぬ先日までの仕事仲間の見送りを背に、エルガーツとネトシルは宿を発った。 著しく似合わないんだから着なきゃいいのにと思ったが、エルガーツは敢えて言おうとはしなかった。 マルティンは口は悪いが髭を剃れば人のいい兄ちゃんで通るし、ジャルグは無愛想な上凶悪そうに見えるが、実際は面倒見が良い。体力があるから農夫もやっていけるだろう。 心配していた訳ではないが少し安堵した。 で、今はというと。 朝っぱらから戦闘中だ。
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