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「優里…。
何してんの?」
あたしが興奮しながら、電信柱に頭をぶつけていると、後ろから聞き慣れた声。
振り返ると幼なじみの高木 直人。
「直くん!聞いて!
あたし、涼君と会話しちゃったぁ!」
あたしが幸せそうにそう言うと、直くんはため息を一つこぼしてから、
「涼のどこがそんなにいいわけ?
それに、会話って言ったって『ついてくんな!』とか言われたんだろ?」
ず、図星…。
「涼君は神なの!
いいなぁ、直くんは涼君と仲良くて。」
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