ストーカーの毎日

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あたしが、消しゴムのケースをスライドさせると、中に小さな紙が入っていた。 「お前、本当に涼が好きなの?」 唐突にそんなことを聞いてくる直くんを不思議に思ったけど、否定する理由もないから、直くんに向かって大きく首を縦に振る。 直くんはそんなあたしを見て、小さくため息をもらしてから、消しゴムを返せとジェスチャーをする。 全く、何がやりたいのやら。 少しすると、また頭に消しゴムが当たる。 消しゴムを確認すると、あたしはスライドさせて中身を確認した。 「ryo.-$%&#".821@docomo.ne.jp」 誰かのアドレス? あたしが直くんの方に視線を向けると、口パクで 「り・ょ・う・の・あ・ど。」
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