職人物語~コンドーム~

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二人は誰もいなぃ公園にたどりついた… 一つの箱を二人で見つめ合う… 二人は口をそろえて箱を読む… 「コ・ン・ドー・ム?」 ???… 聞いた事ない言葉が二人の興味と妄想をかきたてる… さっそく箱を開けて見る事にした… 箱の中には袋状の物が5つ繋がっており 中に薄いリング状の物と説明書が入ってた… とりあえず説明書を見てみたが 無知の二人には 意味がわからい言葉や漢字ばかり… 慎太郎は意味もわかってないのに 「亀頭♪亀頭♪亀さんの頭♪」 初めて読んで知った言葉使って歌ってる… といあえず一個 袋を破った 俺「うわ~なんじゃこのヌルヌル」 なぜこのゴム状のリングがヌルヌルするのかが二人には理解できなかった… そして人間は見知らぬ物の感触を確かめた後は やはり 臭いを確かめたくなるものである… 俺「はぃ 慎太郎」 俺はヌルヌルするゴムを慎太郎の顔に近付けた 「ぐはっ すげぇ ゴムくせぇ~」 今やイチゴ味やレモンの香り 薄さ0,02mmなど 五感を楽しめる物ばかりだが 当時のコンドームは かなりのゴム厚 かなりのゴム臭であった… むせる慎太郎に 手についたヌルヌルが気になる俺… 1時間かけて買ったコンドームは 正体不明の 「ヌルクサゴム」 と名付けられ 開けたゴムは捨て 残りの4個入り箱は ジャンケンに負けた慎太郎が持って帰る事になった… 今や避妊には必要なコンドーム 二人にとっては500円の大人の秘密な宝物に見えた… コンドームを持ち帰った慎太郎… 使ったかどうかはわからないが ただ一つ言える事は 23歳まで童貞を守り抜いた男である… おちまぃ
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