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「ほ~ら。もう少しで県大会でしょ!!がんばんなきゃ!!」 「え~~部長~~もういいでしょう。。。あんまりしすぎると 後でなきますって」 「え~~!!何弱音はいてんの!!もうっ!!ならあたしが走 る!!」 「あたしが走るって...先輩・・・。」 彼女はうれしそうに走っていった。太陽に向かって。 「綺麗・・・・。」 西日のオレンジ色の世界の中、太陽に向かって走る彼女の姿は 綺麗の一言だった。 そんな彼女を木陰から静かに見る僕。 ここ特等席なんだ。君がよく見えるから。 .
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