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それから、イジメはしばらく続いて、内容も次第に陰湿になっていった。
靴の中に、画鋲を入れられた事もあった。さすがにこれには怒るどころか呆れてしまった。
イジメをしてた人も、自分が悪い事をしたという自覚がないのか、誰一人謝ってはこなかった。
家の方はというと、母親が俺に毎日仕事の愚痴を言うようになっていた。
学校ではイジメ、家では親、祖父母から色々言われ、板挟みの状態。心休まる時など一度たりともなかった。
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