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~扇奈~
鳥のさえずりが聞こえる…。眠い…。
春妃「お~い? 扇奈さぁ~ん、もう朝なんだけどぉ?」
扇奈「きっと夢! 本当は夜中の二時くらいなんでしょ~? 騙そうたってダメなんだからぁ~……すー、すー…」
春妃「…っもう! ホラ時計だよ! ちゃんと見る!」
扇奈「むにゃむにゃ……」
春妃「とことん抵抗する気ね…だったらこっちにも考えがあるんだから!」
扇奈「すぅー…、むぅ!?」
春妃「アンタ昔っからくすぐりには弱かったよね~♪」
くぅ~、春妃め~! さすが幼馴染…。私を知り尽くしてるって感じ……。
春妃「さぁ、どうかな? 起きる気になった? それとも、まだ寝たフリするつもり?」
扇奈「はぁ…んっ……はぁっ、はぁっ…」
起きてるってばれちゃいけないから笑わないようにしてるけど……ダメ…声が……出ちゃうよぉ……。
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