FATAL FLAME 2 短篇集

短篇一ノ刻 ｢林間学校｣

～澪～

　私たちはこれから林間学校。修学旅行と別っていうのはこの学校のご愛嬌(笑)

先生「えっとね、俺が忘れてたせいでいつの間にか林間学校まで三日後になってしまった。さ、すぐに四人一組として行動班を作ってくれ！」

　先生の“ド忘れ”によって、私たちは約二日で班、行動ルートを決めなきゃいけない。ってか、ありえないでしょ！

澪「ねぇお姉ちゃん、これってどう考えても“あてつけ”だよね？」

繭「まぁね。街頭の江戸っ子100人に聞いても全員が先生が悪いって言うよね！」

女生徒Ａ「ちょっと先生！　なにそれ～！　どう考えたって先生のせいだよ～！？」

女生徒Ｂ「私たちも頑張るけどもし間に合わなかったら先生、なんとかしてよね！」

　と、私たちが話している間、先生は非難という名の集中砲火を受けていた。ご愁傷様二宮先生……。