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寂しい…
心が枯渇する
闇が怖い訳でもない
なのに闇が恐くなる…
自分が消えてなくなってしまいそう
周りに沢山の人が居るのに
淋しくて堪らない
見つめる笑顔は
まるで能面のように
心が無いように見えて仕方ない
そんな人々に向かい
同じ笑顔を浮かべ話しをする
なんて滑稽なんだろう
抜け出す術を知らず
ただ足掻いて足掻いて
溺れていくばかり…
いつになれば満たされる?
いつしか渇き過ぎた心に穴が空く
言いようのない虚無感に襲われる
それが恐くて怖くて仕方ない
あぁ…だから恐怖と言うのか
枯渇し穴の空いた心が
冷たい風に曝される
寂しい
淋しい
サミシイ
この渇きが癒える事は
ない…
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