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『あっ!それ俺『なに?文句ある?』
『………ないです』
『そう怒んなよ。ワザとじゃないんだし』
『これが怒らずに居られるもんですか!レディーであるこのアタシを忘れて、2人で先に食事をしてるなんて!本ッ当最低』
フンッと鼻を鳴らして、バクバクと口に料理を運んでいく女。
『知り合ってたった三日なんだから忘れもするだろ…当然』
『つかまず自分で起き『トカゲのくせに煩い!』
『俺はトカゲじゃねー!ドラゴンだ!』
『はぁ?ドラゴン?アンタ嘘吐くならもっとマシな嘘吐きなさいよ』
口に運ぼうとした料理の手を止め、呆れ顔でシャンドを見る。
『嘘じゃねー!俺は正真正銘のドラゴンだ!』
『アンタの何処をどう見ればドラゴンなのよ!』
『全てだよ!この凛々しい顔立ち、立派な角、美しい線を描くしなやかな尻尾! そしてこの牙!爪!翼!全てに置いて全知全能の紙!じゃなかった…神!全ての魔物の王であるドラゴンだろが!』
『ふーん…アタシには何処からどう見てもトカゲに見えるけど…しかもアンタ途中間違えてたし』
肉の刺さったフォークをシャンドに向け、頬杖を付き呆れ顔で話す。
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