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ふっ…まったく…私はいつもコイツに救われる…そう…シャンドに…
私が全てを失った日に出合ったドラゴン…
剣にもなる少し変った奴だけど、昔は"腐食の剣"って言われてたらしい…
それはシャンド曰く、能力からきた命名らしいんだけど本当かは未だに知らない…(笑)
でもなんか偉い勇者に封印されたんだってさ…
それを私が知らずに封印地から引き抜いちゃったんだよね。
『ん?どうした?』
『…いんや、なんでもない…行こうか』
微笑みながらシャンドを肩に乗せ、下におりて適当な席に付く
『カルラスさーん』
『はぃはぃ!おっ何だい旦那かい。旦那が家の宿に泊まって、店で飯食いに来た時は女の客が増えてねぇ♪いやぁ繁盛繁盛♪大助かりさね♪で、今日は何にするんだい?♪』
『ん~…いつもみたいに適当に10人前位作って持ってきてよ♪』
『はいよ!だけど、相変わらずよく食うねぇ(笑)』
少しガッチリした感じの店の店主であろう女は、明るく笑い厨房の方へと行き厨房に顔だけを覗かせて、料理人達に注文をテキパキ言っている。
『また女共がこっち見てるぜ?』
『まぁ、仕方ないさ…こんななりだし…』
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