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「くそっ逃げられちまった!」
変身を解いてさっきの病院の広場に戻る。
と、そこには一人の人影が。
銅筆だ。
「あ…あなた…あわわ…変わった…」
頭をボリボリかく滋賀。
「見られちまったか…」
ペタンと座り込む銅筆。
「…消されるのか」
「あぁ?」
「いや、だから、秘密を知った者は…」
そこまで言うと、巨大な「命」の上に白眼をむいて倒れてしまった。
「おいおいおいおいおい!」
滋賀は銅筆を抱き起こして
「誰か来てくれ!」
と、叫んだ。
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