書道~パワーアップ~

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次の日も、また次の日も滋賀は銅筆の所に通った。 日に日に銅筆は、やつれていく。 しかし、二日に一度のペースで銅筆は広場で大きな字を書いた。 「花」「光」など、毎回字は異なっていたが、その言葉には命を賭けて書かれているという重みのようなものがあった。書道経験者でない滋賀にさえ感じられるほどに。
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