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忘れる所だった。文章の中で何回か出た「ロボトミー」だけど
精神外科の代表的な手技で精神分裂病(今は統合失調症と呼ばれている)、爆発性精神病質などのあるものに対しその情動緊張とそれに伴う興奮などの精神障害の形成と固定に前頭葉視床下部が重要な役割を果たすと言う前提の下に、前頭葉白質を破壊する事により経路を機械的に離断し、その症状の軽快消失を招来しようと企図する方法。前頭葉の小孔から両側前頭葉白質内に無水アルコールを注入するか、針に仕掛けた鋼鉄係蹄を回転させて白質を破壊するものだが、その後前部前頭葉白質切断法が標準術式となった。しかし、手術による死亡率が3%あり、片麻痺、痙攣、意欲減退、無関心、失語、脳内出血などの後遺も多く、今日では向精神薬その他の治療も発達したので殆ど行われていないが、他の全ての治療が無効で、そのために自殺企図をしたり、日常生活が不能な位苦痛が長時間続くとか、殺人・障害を繰り返し抑えられぬ症例には適応される事がある。(難治性強迫神経症、衝動性強く殺人・障害が絶えぬ分裂病、性格異常者などに有効とされた~2004年版の資料より)
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