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今日も必死にノートをとる。先生が言った「重要だぞ」の言葉にも過敏になる。 まるで行動をそう設定されているロボットのように、机に突っ伏してノートをとりまくった。 消しゴムを取ろうと手を伸ばす。 しかしあたしの手は、検討違いな所を触り、消しゴムはコロコロと床へ転がった。 「あ―」 その声に気付いて、隣りの席の…確か川上くん?が拾ってくれた。 「ありが」 手と手が触れた。 その瞬間―
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