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「フォレストシティは神清樹という、とても大きな樹の下に作られた都市で、周りも多くの木々に囲まれています」
「だからフォレストシティっていうのよ」
おいしいところをリリィシアが持っていく。
「おい、神清樹が見えてきたぞ」
銀次が指さす方向には樹齢10000万年はあるとても大きな樹が見えてきた。
「な、なんだ?とんでもなくデカいぞ」
「あれが神清樹です」
「あれが見えてきたら、直ぐにフォレストシティに着くわよ」
「着いたら、まず買い物だな」
「え、あんた、服が欲しいの?」
フォレストシティの名産は衣類と果物類である。
「ちがう。オレは刀が欲しいんだ」
「あぁ、あんたの刀、折れちゃったしね」
「しかし、フォレストシティではよいものは手に入らないと思いますが」
「アテがある」
「ふーん」
リリィシアがソラの方を何となく見る。
そこにはソラの姿はなかった。
「あ~~~~!!!!」
「どうしました?」
「ソラがいない」
「あいつなら・・・」
銀次の指さす方向には、ソラがフォレストシティへ向けて、猛然と走っていた。
「あのバカ~!?」
三人もソラを追って、慌てて走りだした。
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