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ソラたちは、フォレストシティへつながっている並木道を歩いていた。
その途中で、たくさんの果物を積んだ馬車と何度か、すれ違った。
「なぁ、アシュレイ、あの馬車はどこへ向かうんだ?」
「あぁあれはハルカサに行くんです」
「な、なに!?」
「ここで取れた果物はハルカサに行って、そこで商人たちに売られるのです」
「つまり、ソラの住んでいた町は、果物類や穀物類の卸売りの拠点なのよ」
リリィシアが口を挟む。
「そういえば、やたら食べ物が売ったな・・・・・」
「他にも、都市の近くの町には、そういった卸売り拠点がたくさんあるんです」
「へぇ~。ありがとう。アシュレイ」
その直後、リリィシアの鋭く・強力なツッコミ(グーパンチ)が入る。
「あたしには何かないの?」
「・・・・・あ、ありがとうございます」
そんなバカをやっていると、ようやくフォレストシティの入り口に着いた。
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