6724人が本棚に入れています
本棚に追加
銀次が刹那を手に入れた頃、ソラは初めての都市を堪能していた。
ハルカサとは比べものにならない人の数に興奮していた。
「わ~、人が一杯だな」
そう言いながらソラはキョロキョロあたりを見ている。
ふと、ソラはとある光景を目にした。
女の子が数人の男たちに囲まれていた。
「おじょ~ちゃん。ちゃんと前見て歩かないとだめだよ」
「ご、ごめんなさい」
女の子は怯えていた。しかし、周りの人たちはこの光景を見て見ぬふりをしていた。
「どうしようか~」
「おまえのお母さんに慰謝料を払ってもらおうか」
男たちが女の子に詰め寄っていく。
最初のコメントを投稿しよう!