森の都『フォレストシティ』

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アシュレイのグラスが空になった時、新たな客が入ってきた。 その客はアシュレイの隣に座る。 「アッシュと同じものを頼む」 マスターは黙って酒の用意をする。 「久しぶりだな。アッシュ・・・」 「そうですね・・・ハイド」 グラスがふたつ出され、アシュレイとハイドがそれぞれグラスをとる。 そして、マスターの手にもグラスが握られていた。 三人は乾杯し、一気に酒を飲み干した。 「アッシュ、報告してくれ」 「わたしはゴッドシティの結界を破壊します」 「おいおい冗談だろ。その作戦はまだまだ先のこと・・・」 「今、私はとある三人と一緒に行動していて4人で結界を破壊する事を決めました」 「・・・」 ハイドは黙って考えていた。 「頼みたいことがあります。パーティーの三人について調べてほしいのです」 ハイドはアシュレイの肩を叩く。 「分かった。結界のことはおまえに任せる。三人の名前は?」 「リリィシア・ベルナルド、銀次、そして、ソラです」 「リリィシア・ベルナルドのことは直ぐに分かるが・・・、銀次とソラっていうヤツらのことは時間がかかると思うぞ」 「彼らの特徴を教えます」 アシュレイはソラと銀次について話し始めた。
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