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その後、何もなかったかのようにソラとリリィシアは解放された。
追跡もなく、簡単に宿に戻ることができた。
宿に帰り、ソラはアシュレイたちに結界石のこと、今夜のことを伝えた。
アシュレイはしばし考え込んでいた。
「難しいですね」
「アシュレイ・・・」
ソラが真剣な表情でアシュレイを見ている。
「行こう。神官リフリーは罠を用意している人じゃないよ」
「ですが・・・」
「アシュレイ、行こう。ここでやられるようならオレはゴッドシティに行くことはできないぜ」
「銀次・・・」
「そうよね。初っ端からつまづいているようではこの先やっていけないわ」
「腹括ろうぜ」
全員の目を見てアシュレイは決断した。
「計画どうり、今夜森の神殿の結界石を破壊します」
せの言葉を聞いて各々が準備を始める。
リリィシアは銃の点検、銃弾の用意などをしている。
銀次は新たな刀、刹那を抜刀し、刃を見ている。
アシュレイは街に出かけていった。
そして、ソラは外で寝転がっていた。
なんとなく右手を突き出してみる。
ソラの放った右ストレートを簡単に止めてしまう植物をどう攻略するのかがこの戦いのカギであることを確信した。
そして、陽はすぐに落ちて決戦夜になる。
4人は神清樹へ向け宿を後にした。
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