猛牛の門番

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警戒するソラたちをしりめに人影はその顔を確認できる距離まで来た。 その顔を見て4人は驚きを隠せなかった。 「久しぶりだな。ソラ」 それはハルカサの駐在憲兵のリーガルであった。ソラはじっとリーガルを見ている。 「なんでオッサンがここにいるんだよ?」 「私はフォレストシティから派遣された憲兵だぞ。ここにいても不思議ではない。それに魔眼使いを狩るのも私の仕事だ」 「狩るのか、オレも?」 「勿論だ」 「なら・・・・・・本気でいくぞ」 ソラは構える。 「かかってこい。ソラ!!」 ソラは3人方をチラッと見る。 「みんなは先に行ってくれ」 「ソラ・・・あんただけで大丈夫なの?」 リリィシアが心配そうに声をかけるが、銀次とアシュレイはソラの両脇を走り抜ける。 二人はリーガルの両脇をあっさり通過した。 リーガルは二人を止める気はなかったようだ。 「リリィシアも行け」 「分かったわ。先に行ってるからちゃんと追いつきなさいよ」 リリィシアはソラの背中に張り手をかまして、先に進んでいった。
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