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その場にはソラとリーガルのふたりだけになった。
「そろそろいくぞ」
リーガルはクラウチングスタートのような体勢になる。
「オッサン、そんなんでオレには勝てないぞ」
そう言ってソラは一気にリーガルとの距離をつめる。
しかし、リーガルまであと少しのところで、リーガルが動き出した。
スタートをきったリーガルの体勢は低いまま、ソラの腹部を完璧に捉えた。
「ガハァ」
リーガルはソラを捉えたまま、中腰で走り続けている。
「もらった」
リーガルはそのまま憲兵たちの待機所に突っ込んでいった。
ソラは勢いよく吹っ飛ばされた。
ソラは寝転がったまま起きれなかった。腹部に強烈なタックルを受けて、足が動かなくなっていた。
「ソラ、おまえは立てない。諦めろ・・・」
リーガルが一歩一歩ソラに近づいてくる。
「まだまだ」
ソラは歯を食いしばり、立ち上がろうとするが下半身に力がはいらなかった。
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