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「ハイドを忘れてた」
「そうでした。すっかり忘れてました」
2人の場違いな雰囲気に、メシアのイライラは更に募る。
「早く回収してきて!!僕は、目の前にいる身の程知らずを何とかしたいんだよ!!」
はいはいと言わんばかりの表情で、レイヴェンはハイドのもとに向かった。
ハイドを担いで、メシア達のもとに加わった。
その間、ウィンディとメシアは、互いに自らの目力で相手を威圧していた。
「・・・・・さて、図式はだいぶ見やすくなったわね?」
「そうだね。これで戦えるね?」
メシアの言葉に反応したロードが一歩前に出た。
無機質な目をウィンディに向ける。
「・・・・・死んだ目ね」
「そうかもしれないな」
ウィンディは、直ぐにロードの力を見極めた。
後ろの外野を庇いながら戦うのは、困難だと判断した。
「しゃあないか、あんたら、シャキッとしなよ」
ウィンディがソラ達に顔を向けながら言った。
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